黄色い椅子が春を思わせる明るい店内。お客様に笑顔で話しかけながらも、手は髪をすくい、ドライヤーでブローを、と止まることはありません。出来上がった素敵なヘアースタイルにお客さまも嬉しそうです。
ずっと美容師の仕事をしてきたOさんが、今のお店を持ったのは15年前。その頃、お客さまとして来ていたポイントワーカーから福祉クラブに誘われて加入。「仕事が忙しいのでお店に消費材を届けてもらい、重宝して本当に助かっています」。お店を手伝っているお嫁さんも一緒に消費材を利用されているとのことでした。お気に入りは「牛肉、豆腐、納豆、缶詰、調味料、漬け丼の具、それに…」と、あれもこれものピックアップ。そして2人で声を合わせて「ファットスプレッドは本当においしいですね!」。
そんなOさん、なによりも旅行が大好き。それもお金をかけないで楽しんでみようという旅行。今年のお正月もインターネットで安い宿を探し京都へ。ところが行ってみたらあまりにも古い宿で寒く、お風呂は銭湯へ。「それも楽しかった」というOさんなのです。着いた先でどんなふうに自分が楽しむか、彼女流の旅行は日本から外国まで広がります。そんな数々の旅の話題を、美容室に来るお客様も楽しみにしていてくださるそうです。
「これからもコツコツと、きちっとした仕事を大切にやっていきたいですね」と語ってくださったOさん。元気いっぱいの笑顔で次のお客様へと戻っていかれました。 (2005.3 石塚)
■健康が1番、おいしい・楽しい食卓で
ご主人と大学生の息子さん、そしてチンチラシルバーのジュリア(9歳・メス)、3人と1匹でお住まいのOさん。息子さんが病気をした時に「栄養があって、少しでも食べられるものを…」と日々買い物に追われ、重い荷物を持ったせいで肩を痛め身動きがとれなくなり困っていた時、福祉クラブのワーカーと知り合ったのがきっかけで組合員になり、1年が経ちます。
「近所のポイントワーカーの方から配達してもらって、とても助かっています。福祉クラブの消費材は添加物も少なくて安心していただけますし、どれもおいしいですね! 特に豚肉がおいしくて、脂身が苦手だったのにバラ肉が好きになりました」。
今年のクリスマス・正月用品ではチキンやケーキなど、この時しか買えない物は2個ずつ申し込まれたそうです。「市販の伊達巻きは好きじゃなかったのに、試食会で食べてみたらおいしかったんです」と初めて福祉クラブの伊達巻きを購入なさったとか。福祉クラブがお届けした年末年始のごちそうを堪能なさったのでしょうね。
家族の健康を常に気遣っているOさんと消費材の話に花が咲きました。「学校の勉強ができることだけが人生ではないのよ。自分がしたいこと、興味があることに進んでいければいいの。まずは健康が1番! おいしいものを食べていると会話もはずみ食卓も明るくなりますよ!」。楽しい食卓の光景が目に浮かびます。ご家族の体験から健康の大切さを実感されたOさんの笑顔はことに印象的でした。
取材の間、家族の一員ジュリアは、Oさんの隣でずーっと眠っていました。(2005.2 大場)
■フラワーアレンジメントで魅力ある交流の場を
横浜とは思えない、豊かな緑にかこまれたお住まいにSさんをお訪ねしました。
Sさんはフラワーアレンジメントの講師をしていらっしゃいます。今のお住まいに引っ越しして来られたとき、「以前から教えていたフラワーアレンジメントで友達を作ろう」と思ったのだそうです。その願い通り、フラワーアレンジメントの教室は楽しい交流の場となりました。今では、かなり遠方からも生徒さんが通っているとか。Sさんに消費材を配達しているW.Co「野ばら」のポイントワーカーも、教室の生徒さんです。「配達の時留守をしていると、預かってもらったり、おいしい消費材を紹介してもらったりしているんです」。フラワーアレンジメントでの「講師と生徒」も持ちつ持たれつ、「お互いさま」の良い関係なのですね。試食会などにも積極的に参加されるSさんは「野ばら」にとっても大切な組合員さんです。
趣味がお仕事、なんてうやらましい限りですが、福祉クラブの文化交流活動などにも参加していただけるといいですね。
忙しく講習に走るSさんですが、お子さんが小さい頃はおやつをすべて手作りしていたそうです。取材にお伺いしたときも、おいしいクッキーをごちそうになりました。「福祉クラブのマーガリンハードはお菓子作りに、とてもいいですね。コクも香りも豊かでおいしいくて2本入りはお得!」。
手作りお菓子の香りが漂う、花にかこまれたお宅は、気さくでおおらかなSさんそのままの空間でした。フラワーアレンジメント…、私もSさんに講習を受けてみたい! (2005.1 中尾)
■充実した今の時間が、将来の夢を紡ぐ
鎌倉駅からやや丘を登った閑静な住宅街にお住まいのIさんをお訪ねしました。
「組合員になったのは1年前ここに引っ越してからです」というIさんは、お母さまが福祉クラブのワーカーとあって、子どもの頃から慣れ親しんでいる消費材を現在も愛用していらっしゃいます。「家にある食材が“あたりまえ”のものだと思っていたので、親元を離れてみて、市販のものとの違いにビックリしてしまいました」。Iさんの妹さんも、ご自分の家庭を持ち、市販の豚肉の臭いがきついことにかなり戸惑いを感じたとか。
I家にはお子さんが3人いますが、年が離れているので、Iさんの毎日は大忙しです。幼稚園のお迎えの時間と、一番下のお子さんのお昼寝が重なってしまったらもう大変。買物に行くにも、お昼寝の目覚めを待ってからでは夕飯の支度が間に合わない…、そんなこともしばしばです。「だから宅配はとても助かります。買い物に行かれない日もなんとかなるし(笑)」。
現在はまだまだ子ども中心の毎日ですが、お子さんたちが成長したら、得意の英語を生かした仕事をしたいとおっしゃいます。「鎌倉という土地柄、外国人観光客も多いので、歴史を勉強して観光通訳ガイドなどしたいですね。もっと年をとったら、自宅で英会話教室でも開こうかなんて考えています」。そんな将来の夢も着実に実現させてしまいそうなIさんのやわらかな笑顔です。
小さいお子さんたちに囲まれた明るいお宅にお似合いなのは、きっとステキなご主人…。お会いできなくて残念!(2004.12 中尾)
■福祉クラブの消費材に出会って
小学校3年生と1年生の女の子、そして3歳の男の子の3人のお子さんを持つ、まさに子育て真っ最中というIさんは福祉クラブの組合員になって8ヵ月。「近所の『パンジー』のポイントさんが配達してくれるので、とても助かっています」とおっしゃいます。
「母が生活クラブの組合員でしたが、幸い子どもたちにアレルギーなどもないので、特に食材にこだわってはいませんでした」と言うIさんも、福祉クラブの消費材では豚肉を絶賛してくれました。「市販の肉とは色が違うし、臭みもない。とにかく食べたらおいしい! 肉じゃがもカレーも豚肉にしちゃいました」、さらに「鳥インフルエンザが話題になった頃から鶏肉も購入するようになったんです」とおいしさへのこだわりのみならず、食材の安全性にも関心を寄せるようになったきっかけを話してくれました。お子さんたちが好きなのは「にんにく醤油ドレッシング」。「生野菜はあまり食べなかったのに、『にんにく醤油ドレッシング』をかけると何でも食べてくれるんです」とにっこり。月に1度の取り組みなので、買いだめをしているとか。毎日家族の栄養のバランスを考え、食事作りをしている者にとって、何でも残さずおいしく食べてくれると嬉しいですよね。
「裁縫が好きで、ミシンはすぐに出せるようにしてあるのですが、今はあまり時間がないので簡単な小物を作ったりしています」とおっしゃるIさん。時間の余裕もできた何年か後には、色々な作品がご家族の生活を彩っていることでしょう。
(2004.11 大場)
■がんばるワーキングママ
明るく、知的な第一印象のKさん、ご自宅マンションの1階にあるおしゃれなハワイアンカフェでお話を伺いました。
Kさんは3歳になる上のお子さんが生まれたとき、福祉クラブに加入。当時は、港北区にお住いでした。その時も、現在お住いの都筑区でも、世話焼きのワーカーさんには、色々と気を配ってもらっていると感謝されていました。「息子にアレルギーがあるので、食材には気を使っています。調味料はほとんど福祉クラブの物ですし、お弁当にも冷凍食品を利用しています。市販の冷凍食品ってちょっと心配で」。お子さんたちの健康は最優先ですものね。
アンティークショップで働いているKさんの一日はとても忙しく、朝は車で10分ほどの保育園に2人のお子さんを預け、職場に向かいます。しかも、家事やお弁当作りをこなしてから。そしてお仕事を終えるとまた大急ぎでお子さんのお迎えに。職場でも家庭の事情を理解してくれていて、お子さんの急な体調不良などのときにはできるだけ対応してくれるそうですが、ご主人も忙しい奥さまをさまざまにバックアップしてくれるとか。「子どもが小さいと、風邪をひいたりなんてしょっちゅうです。息子の突然の発熱に仕事が休めず、早目に仕事を終わらせてもらうまで、主人が半休を取ってくれたこともありました」と、ご夫婦の連携のよさを披露してくださいました。
取材の日、下のお子さん(1歳)が夏風邪で高熱があるにもかかわらず、快く取材に応じてくださったKさん。そんな余裕も、信頼しあえるご家庭あってのことかもしれません。 (2004.10 中尾)
■住んでいる地域から、仲間との活動を発信しています
「福祉クラブとは、保土ヶ谷区に福祉クラブを立ち上げる時に関わって以来のお付き合いです。住んでいる所が山坂が多いので宅配はとても便利。それに小人数の家族には消費材の量も手頃で使いやすく、地域で忙しく活動しながら共同購入できるのはとても有難いですね」と話されるWさん。
90歳を超えるご主人のお母さんの介護には、コミュニケーションの取れるW.Coを上手に利用されています。「いつも同じ人が来てくださると母も安心します。それなのにここに来て、おむつの給付など市の在宅サービス予算が削られています。在宅で介護することの良さを考え、行政としてできることをきちんと考えてほしい。組合員は情報がほしいのです。身近に福祉クラブがあってもまだまだ情報が足りないと思います」と、Wさん。私たちも、利用者側の切実な意見を聞き、生活クラブ運動グループや行政機関の情報を得る努力をして、そこで得た情報を発信していかなければと思いました。
地域の活動に熱心なWさんは、ゴミ、自然保護など環境問題に取り組む生涯学習を続けて7年目になるそうです。自分たちだけでやっていると辛くなることもある活動も、1年に1回いろいろなグループが集まってフォーラムを開催したりすることでまた活動も活気づき、続けられているそうです。
「交流できる場を住んでいる地域に持ちたいと、今、仲間と企画を立てているところです」とおっしゃいます。隣の部屋からそのお仲間の賑やかな声が聞こえてくる中にお邪魔してお話を伺いました。 (2004.9 石塚)
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