福祉クラブで扱っているお米は、山形県庄内の北端に位置する遊佐町で、生産者と消費者が品種から栽培方法、価格まで話し合ってつくり上げたお米です。鳥海山の豊富な雪解け水と、日本海からの強い風により一日の気温の差が大きく、病気にかかりにくい環境を生かして、農薬や化学肥料を減らした農法でつくられています。

■米作りは環境を整え守っていくことから
 生産者のJA庄内みどり女性部の人たちは、田んぼの水をより安全に守るために地域でせっけん運動も進め、作る側にも食べる側にも、「安心」「安全」な米づくりを進めています。
 また、休耕田の有効活用、食料自給率の向上をめざし、遊佐の米を平田牧場の豚の飼料としたり、庄内の蓄産農家や加工品等の生産過程で発生する有機物の堆肥化を進めるなど、循環型農業を取組んでいます。

■顔の見える関係〜思いをはせて
 鳥海山の麓、あたり一面に広がる稲穂のじゅうたんは壮観です。自然の恵みと生産者の方々の愛情をいっぱい注がれたお米はどんなブランド米より美味しい! お米の後ろに作った人の顔が見えるから。そして作り手も食べる人の顔を浮かべているから。
 毎日食べるものの食味はもちろんですが、安全性が重要ですね。信頼できる食材のナンバーワンではないでしょうか。
■おすすめ、「玄米」の使い方
 米の品種は「ひとめぼれ」と「どまんなか」です。白米はもちろんですが、玄米がおすすめ。口に入れたときのあのもっちりプチプチ感は食が進みます。中華がゆやチャーハン、リゾットの他、ハンバーグやロールキャベツのつなぎにもどうぞ。(2008.9 水谷・大谷)

※米は湿気や気温が高くなると虫が発生しやすくなります。配達されたら袋から出し、涼しい所で米びつ等のフタのある容器で保管しましょう。
鳥海山を望む遊佐町の田んぼ 遊YU米

 福祉クラブでは「遊YOU米」と「上伊那米」の2種類を扱い、極力農薬を減らした減農薬栽培をしています。

■安心・安全なお米は、長年の信頼関係から
 毎日食べているご飯、皆さんはお米を購入するとき何を基準にしていますか? たぶん好みの品種と、産地が基準になっているのではないでしょうか。長い人生、ほぼ毎日食べるご飯。誰もが、安心・安全なお米で食事をしたいと思うはずです。一般の店で購入すると、どこの生産者が、どんな方法で作ったかは、袋に印刷してある僅かな商品情報では確認することができません。
 福祉クラブは長年、主に山形県の庄内と、長野県の上伊那の米を共同購入しています。山形県の庄内は、鳥海山の豊富な雪解け水と、日本海からの強い風、一日の温度差が大きく稲の育成に最適な病気にかかりにくい環境です。そして、生産者のJA庄内みどり女性部の人たちは、田んぼの水をより安全に守るために、地域でせっけん運動も進めています。長野県の上伊那も、南アルプスの清冽な雪解け水と、一日の温度差が大きい環境の中で自然の力を利用して作られています。

■生産者とともに 安全な米作り
 米の栽培方法、農薬の成分と回数、価格(生産にかかる費用)等は毎年生産者と組合員が話し合い、調整しています。約束通り生産者が作り続けること、その米を組合員が食べ続けることで、信頼関係を築いています。
 長い間には、冷夏で大凶作になったり、台風で海水を被り不作になったりと予測のつかない事態になったこともありました。それでも生産者は組合員を最優先にして供給してくれました。そのことがきっかけとなり、凶作時に生産者を守るためと、新しい実験栽培の補助のために「共同開発米基金」制度をつくり、組合員と生産者双方で積み立てをしています。
 さらに、毎年収穫した米を、大ぜいの組合員が登録することで安定した生産ができ、組合員も安心して食べ続けることができます。

■交流を深めて「顔の見える関係」を
 その生産者との絆を深めるため福祉クラブでは、毎年農作業が一段落した時期に生産者を招いてその年の生育状況の報告や情報交換をしたり、または直接組合員が生産地を訪ねて交流する関係を続けています。
 ご飯を中心とした食生活は、炭水化物、たんぱく質、脂肪分の栄養がバランスよく摂れます。朝、日本型食事でしっかりエネルギーを蓄え、一日を元気で過ごしましょう。(2007.9 高橋)

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