福祉クラブ生協ニュース-2
今までも・これからも
食の安心・安全を求めて


 福祉クラブは生活クラブ連合会に所属し、共同購入する品物に国の基準とは別の自主基準を設け、組合員参加で自主管理しています。農産物は減農薬、加工品は添加物を可能な限り排除し、できる限り国産原料にこだわって自給率の向上に努めてきました。その一環として、ポストハーベスト(収穫後に農薬を使用)や、遺伝子組み換え食品に異議を唱え、またバナナやエビの輸入を通じてフェアトレード(輸出国の自立にも繋がる取り引き)を構築してきました。

■食の安全って何でしょう?
 国産なら安心? 無農薬なら安全? 食品偽装問題が起こるたび、不安を感じる人は多いと思います。福祉クラブは、独自の生産者および生活クラブ連合会に集う生産者を通して、消費材を供給しています。取り組み決定の基準は、福祉クラブが設けている基準に照らして納得できるもの、生産の過程についてきちんと情報が得られるものです。なおかつ、共同購入の組み立てや内容を検討する供給対策会議のメンバー(組合員を代表し、W.Coの一員でもある)が、毎年いくつかの生産者を訪問し、生産現場の確認をしています。紙の上だけでなく顔を合わせて確認を取りながら取り組みを継続し、
共同購入を推進するためです。(右は福祉クラブが通年扱っている減農薬米)

■生産者との信頼があってこそ
 このような取り組みは、生協だけでできることではありません。課題を共有する仲間と、原料の品質を維持し、生産過程や流通過程の困難をともに乗り越える努力をしてくれる生産者があってこそできることです。
 福祉クラブで取り扱っている米は、慣行栽培米(その地域で一般に栽培されている米)に比べ、1/3〜1/4の農薬しか使っていません。これは多くの試行錯誤を繰り返しながら、組合員の要望に応えて減農薬に取り組んでくれた、生産者の努力のたまものです。また平牧工房のハム、ウインナーなどの加工肉は、一般的に使われている、色をきれいに見せる、味を調整する、保存性を高めるなどの添加物を一切使用していません。このように福祉クラブの予約共同購入品は、生産者との信頼関係があってこそ、どこにも負けない品質を維持しています。

■共同購入だからできたこと
加工肉の生産者を見学 醤油の工場見学
 食の安心・安全は、欲しい時に、欲しいものを、欲しいだけ、安く、ということでは成り立ちません。福祉クラブでは、組合員が継続して利用でき、生産者が後継者も含めて継続的に生産できる価格を設定し、適正価格と呼んでいます。適正価格を決めるに当たっては、予想利用数を決めて予約共同購入することで、消費材を継続して生産できるようにしてきました。
 このように福祉クラブの共同購入は、趣旨に賛同する生産者と組合員とで作った、お互いが納得できる仕組みです。これからもこの仕組みを基本に、日常的に食を大切にし、豊かな日本の食文化を守り育てていきたいと考えます。(2008.5 西尾)。

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