ケアノートより
よ〜く聞いて、よ〜く考えて
世話焼きW.Coのメンバーから依頼がありました。「母の入院している病院で、介護用ベッドが必要な患者さんがいるので行ってくれますか」。お話を聞きに伺ってみると、突然の入院でどうしてよいか分からない様子。今まで介護を受けることなど考えたこともなかったということでしたので、ケアマネジャーに相談した方がいいと思い、ケアマネに繋げました。
その後改めて依頼があり、ケガの状態やご自宅の様子を伺いながら、必要なベッドの機能を選んでいきました。
最初Aさんの頭の中はご自分がケガをしてしまい「どうしよう」という思いでいっぱいで、なかなかお話を聞いていただけず「こんなに面倒なら病院の業者に頼めば良かった」と言われてしまいました。
根気よく色々な話をしながらやっとベッドが決まり、利用されることになりました。最初から「あなたの場合はこのベッドです」と決めてしまえば簡単ですが、1日のほとんどを過ごすのですから、よく話を聞いて状態にあったものを選び、少しでも利用者の負担を軽減してさしあげたいとアドバイスするのですが、そんな想いが伝わらず、負担に感じられたのでしょうね。
その後、お風呂の手すりや歩行器の依頼もありました。ご自宅に伺ってお話しているうちに2時間もかかってしまいましたが、「お忙しいのにこんなに長く付き合ってくれてありがとう」と気遣ってくださいました。利用される方の立場に立った介護生活用品選びは間違っていなかったと再確認した出来事でした。 (2004.8 コーディネーターY)
べターからベストヘ…
介護生活用品の店「らく・らっく」で、対照的な2つのケースがありました。
ついこの間まで車椅子ではありましたが、「あれがいいわね、これもいいわ」とご自分でお店まで来られていた利用者。急に状態が悪くなったと、ケアマネジャーから依頼があり、様態に合わせ次から次へとさまざまな注文があり、必死で介護生活用品を揃えてお届けしました。しかし、結局どれも間に合わず、上手に対応ができなくて歯がゆい思いと申し訳なさだけが残ってしまいました。
もう1つは、福祉クラブのワーカーがケアに入っていた利用者で、やはり様態が悪くなっていったのですが、ワーカーや福祉クラブのケアマネジャーから随時適切な情報があり、また具体的に「あれが欲しい」「これではだめ!もっと簡単なものを」等の注文で、早い対応ができました。
両者の違いは、前者は家族の要望を全て私たちに伝え、あれもこれもとケアマネジャーまでがあわててしまっていたケース。後者は、実際にケアに入っていたワ一カーの落ち着いた状況判断の下、必要とするものをより具体的に指示してもらえ、満足のいく対応ができたケースでした。
本来なら利用者宅に伺って、十分に話をし、必要なものを手配するのですか、今回のように急を要する場合は、相手の話だけが頼りになります。
私たちは、実際にケアをすることはありませんが、介護生活用品を通して在宅福祉を手助けできたらといつも願っています。そしてケアする側もケアされる側も安心して相談ができるお店でありたいと思っています。べターからベストに近付けるように…。(コーディネーターW)
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